医療からスポーツ現場を駆け抜けるマルチプレイヤー
安江 大輔(ヤスエ ダイスケ) 保有資格:理学療法士、認定理学療法士(運動器)、2020東京オリパラスタッフ、キネシオテーピング協会認定CKTP+、走りの学校アシスタントインストラクター
- サッカーに青春を捧げた若き日々
- 理学療法士を目指した理由は??
- 疑問を浮かべながらも勉強に励む日々
- 卒業後の進路は?
- 臨床経験と特技を活かして「走りの教室」を開催
- 治療方針「根本改善」を掲げたTotal health care TSUNAGI
- 今後のビジョンは?
サッカーに青春を捧げた若き日々
安江さんの保有資格やご経歴を見させていただくと、スポーツに関連するものが多いですね?
はい。小学3年生からサッカーをやっていました。
ちょうどJリーグが開幕した頃で、サッカー人気が高まっていた時期にあたります。自分も三浦知良選手に憧れて、サッカーボールを追っかけていました。 では、その頃の夢は、サッカー選手でしたか? いえ、サッカーチームの監督でした。プレイするのも好きでしたが、指導者にも憧れを抱いていました。 青春をサッカーに捧げた感じでしょうか? そうですね、幼少期から地元少年リーグのフィールドを駆け巡っていました。高校では、佐野日大サッカー部に所属し、青春時代はサッカー一色でしたね。高校時代の部活では、土日だろうと休みはなく、本当に練習づけの日々でした!
部活で鍛えた心と体が、現在の安江さんの土台になっているのですね? 好きなことを精一杯できたことが誇りであり、サッカーで培ったバイタリティが現在の仕事でも活かせているかと思います。
理学療法士を目指した理由は??
サッカーのトレーナーになりたくて、理学療法士を志すようになったのですか?
いえ、母の薦めで、志望しました(笑)
安江家はお母さんのご意見が強いんですか? そういう訳でもないんですけどね。自分のことを良く理解した上で導いてくれたんだと思います。 どちらの学校に進学されたのですか? 上京してみたいという願望もあったので、「常陽学園・東京医療学院」に進みました。
疑問を抱きながらも勉強に励む日々
養成校時代はどのようにお過ごしになりましたか?
実習に行くまでは、座学と実技が結びつかずに、「なんでこんな勉強するんだろう?」という疑問を浮かべながら勉強していました。
実習地にて、実際に患者さんをみるようになって、ようやく学んできた知識と理学療法士としてやるべきことが繋がっていきましたね。 勝手なイメージですが、サッカーをやっていたということは、整形外科分野やトレーナーの仕事に興味をもたれていたのですか? 整形にも興味はありましたが、実習地でさまざまな疾患・障害の患者さんに携わる機会があったので、幅広く興味をもっていました。
卒業後の進路は?
卒業後は、どちらに就職されたのですか?
実習地でもあった「友志会・花の舎病院」に就職しました。
同法人のなかには、総合病院やリハビリ病院・老人保健施設、訪問の事業所などがありました。なので、法人内でさまざまな仕事をさせていただきました。 どれくらいお勤めになられたんですか? 14年間です。脳血管疾患~整形外科分野まで幅広い患者さんを担当させていただきました。元々は、スポーツ領域にも関わりたかったという思いもありました。病院勤務をしながら母校である佐野日本大学高等学校サッカー部のトレーナーもしていました。
佐野日大サッカー部は名門ですものね。トレーナーとしては、どのようなことをされていたのですか? トレーニング方法の指導や施術、テーピングなどをしていました。 幼少期の夢が、サッカーチームの監督だったので、それに近い存在になれたことは嬉しかったです。
臨床経験と特技を生かして「走りの教室」を開催
念願だったサッカーの仕事に関わることができたのですね!!他にもスポーツのリハビリに携わることはありましたか?
リハビリではないのですけれど、「走りの学校」という子ども向けの運動教室を開いています。
運動の苦手な子が速く走るための教室なのでしょうか? 運動が得意な子だけでなく苦手な子まで、どんな子でも足が速くなることができる教室です。速い子とそうでない子の違いって、筋力とか運動神経がないという訳でなく「走り方」なんですよ。理学療法士が患者さんの歩行指導をするときに歩行分析をする要領で、走る姿勢や腕の振り方などを分節的に区切りながら指導します。 「走るのが速い」って生まれながらのセンスみたいなものがあるかと思っていましたが、それだけでもないのですね? もちろん天性の素質が備わっていて、指導しなくても足が速い子はいます。 「走りの教室」は、運動が嫌いだと思っていた子が苦手なことを克服し、自己肯定感を高めるための教室でもあります。
治療方針「根本改善」を掲げたTotal health care TSUNAGI
病院からスポーツ分野、高齢者から子どもまで幅広い対象をみてこられたのですね。現在のお仕事についてもお聞かせいただけますか?
現在は、TSUNAGI接骨院に勤務しています。
当院は、栃木県内に3カ所(小山市・栃木市)あり、私の所属は栃木市合戦場院です。肩こりや腰痛などの「根本的治療」を掲げて施術を提供しており、併設している歩行特化型のデイサービスにて、リハビリの指導も行っており、保険外での「自費リハビリ」にも力を入れています。 保険内でのリハビリでは、日数や時間、内容の制限が生じてしまうので、病院を退院したけど「リハビリ難民」になってしまっていた人たちが多くいらっしゃいます。 患者さんのニーズに可能な限り合わせたサービスを提供するよう心掛けています。
今後のビジョンは?
最後に、安江さんの今後のビジョンを教えていただけますか?
医療・福祉のさまざまなサービスを統合した複合型施設をつくりたいです。
そのプラットフォームを築くために、これまでの自分の経験を活かしていけたら本望です。病気や障害、年齢層、社会的背景など,人それぞれ抱えていることは異なります。 誰もが安心して利用できるような究極的な医療・福祉サービスの確立を実現できたらと考えています。
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