理学療法士の多様化する働き方を実現するキャリアマガジン「コメット」

2022.02.17 パラレルワーク

好きな事を追求する中で作る理想のリハビリ

#セラピスト#フリーランス

古内太一(俳優)

俳優業・バックパッカー・リハビリ・・・多様な経験をしながら好きなことを貫いてきた。
好奇心の赴くままにやりたいことを追いかけてきた半生。
憧れていた仕事をし、充実したライフスタイルを送りながら、自分らしい働き方を見つけ出してきた。
これからも思うままに精一杯生きていく。
古内太一(フルウチタイチ)


資格:理学療法士
   食品衛生管理責任者


柔道2段 小中学校 群馬県チャンピオン


出演:NHK この声を君に
   EX ドクターX
   映画 カイジザファイナル

C M:ファンタ、Amazon、フルクル、NISSAN
古内太一さん 1日のスケジュール

負けず嫌いなスポーツ少年だった幼少期

古内さんは、スタイリッシュでオシャレな雰囲気ですね。ご出身はどちらですか?

群馬県桐生市です。

ウチの実家は定食屋を営んでいて、上州名物の「ソースかつ丼」が人気メニューです!!


幼少期の古内さんはどんな子だったんですか?

スポーツ少年で負けず嫌いな性格でしたね。

小さいときから柔道をやっていたんですけど、影でも練習に励み、人一倍努力していました。
なんでもトップになることを目標としていたので、オリンピックで金メダルを獲るというようなことを言っていたかと思います。あくまで、幼い頃の夢ですが!!
柔道は黒帯2段まで取りましたが、いろんなことに挑戦したかったので、小学5年生からは個人技の柔道からチーム競技のサッカーに夢中になっていきました。ポジションはボランチでした。
高校までサッカーに熱中していたんですけど、遊ぶ間もないくらいきつい練習をしてました!!

スポーツを通じて「人のために尽くす仕事がしたい」という思いが芽生える

バリバリの体育会系だったのですね!その後、どのような流れで理学療法士を志すようになったのですか?

部活の練習中に腰を痛め、理学療法士の先生にお世話になったのがきっかけです。

その頃描いてた将来像は、スポーツに関わりながら人のために尽くす仕事をしたいと思っていました。そんな中、部活の練習中に腰を痛め、理学療法士の先生にお世話になったのがきっかけでリハビリテーションの従事者になりたいと思うようになり、前橋医療福祉専門学校へ進学しました。

専門学校卒業後はどのような分野のリハビリ職に従事されたのですか?

訪問リハビリの仕事に就きました。

訪問リハビリの仕事に就き、現在9年め(2021年7月時点)になります。
東京都内で就職したのですけど、23区全域を駆け巡っていました。なので、リハビリ業務だけでなく移動も大変でした。分刻みのスケジュールで移動しなくてはならず、多忙を極めていました。
・・・・結局、25歳のときにストレスと体調不良でアワふいて倒れてしまいました。
体力があったので、「これぐらい大丈夫!」と過信していたのかもしれませんね。
それ以降は、非常勤職員として訪問リハビリの仕事を続けながら、無理のない範囲で自分らしい働き方を探り始めました。

 

大切な人の死・・・そこから生まれてくる思い

そんなとき、同い年の従妹が23歳という若さで亡くなったんです。

そのことは、古内さんのその後の人生にどのような影響を及ぼしましたか?

従妹の夢は女優になって、松潤と共演することだったのですが、それを叶えることができませんでした。

そんな従妹の死後間もないときに、表参道を歩いていたら役者のスカウトをされたんです。運命というのは不思議なものですね。
それから俳優としてドラマに出演したり、バックパッカーとして海外を放浪しながら生活していました。

 

海外飛び立ち、感じたことは!?

海外はどちらに行かれたのですか?

フランス・ベルギー・ドイツ・オーストリア・ハンガリーなどに行きました。

海外の文化に触れ、刺激を受けながらも日本の素晴らしさを改めて感じました。
帰国後も理学療法士や役者の仕事を続けています。いろんなことに触れることで視点や捉え方が変化していきましたね。
手で触れたものや耳で聴いたことなど、五感で受けたことだけにしか目を留めていませんでした。相手の感情を読み取るときには、その人が発した言葉だけでなく表情の変化や声のトーンなどを観察するようになりました。
例えば、役者が「悲しい」という感情を表現する場合、悲しみの言葉を発するより表情を曇らせることで表現するんですね。そうした感情の揺らぎが表面に出る瞬間をみる洞察力というのは、役者としての表現力を磨いたことによって養われました。

異なる職業や分野でも大切なことはすべて繋がっている

洞察力と表現力は表裏一体ということでしょうか?

そうですね。リハビリで患者さんと関わる上でとても大切なことだと考えています。

そうですね。相手のことを理解するためには自分が変わるべきというのは常套句のように用いられがちですが、その言葉の真意を改めて深く考えてみるようになりました。視点を変えると言ったりしますが、これは自分側の見る点を変えるのはなく相手の視点に立つということなのかなと思ったりします。その視点の変換は、リハビリで患者さんと関わる上でとても大切なことだと考えています。
 

今後の展望は?

古内さんの今後の展望について教えていただけますか?

これからも自分の好奇心に任せて好きなことを追求していきますよ!!

現在、個人事業として保険外の訪問リハビリを提供しているのですが、身体機能へのアプローチだけに捉われず住環境設定や患者さんご家族のレスパイトケアなど・・・患者さんの抱えている問題やニーズを全般的にみることができるリハビリを理想としています。あくまでも患者さんに主体性を置いたリハビリの在り方を追い求めていきたいと思っています。
\ 無料登録するとこんなにお得な特典が /「コメット」会員特典
  • さまざまな
    保険外分野の仕事の
    情報のお知らせ
  • 会員限定記事の
    閲覧権限
  • 会員限定
    イベントのご招待

※企業や行政の体操動画作成依頼、セミナー講師依頼、個人宅や施設での保険外の訪問リハビリ案件